
匂いと記憶
匂いで何かを思い出すことがある。
匂いフェチだと自覚しているほど、匂いをインプットする力が人一倍あるように思う。
五感のなかでも嗅覚が 1 番脳とダイレクトに本能的につながっていて ディテールではないけれど、その記憶に結びついている感情的・感覚的な部分だけが呼び起こされるような そんな感覚がある。
好きな食べ物の匂いで急にお腹が空いてきたり 四季それぞれ違った匂いがあって、あぁ春がきたなぁ、とか夏の匂いがする~、とか
香水やシャンプーの香りで誰かを思い出したり
制汗スプレーの香りで部活時代を思い出したり
匂いで何かを思い出す・連想する経験は誰にでもあるのでは ?!
私が一番感じるのは、旅をしたときに空港から一歩外に出たときの匂いと空気感。
あぁ ! ハワイだ ! ロサンゼルスだ ! ローマだ ! ソウルだ ! 台北だ !… と、
その場所に来たことを実感する。
そして、前にその場所に降り立ったときのことが思い出される。
懐かしくなる。


新しい場所に立ったときは、こんな匂いなんだぁ、とまたインプットされる。
それぞれの場所で違う匂いがある。
空間をデザインするときにも、その匂いや空気感までデザインできたら..
そこは来る人にとって記憶に残る場所になるのかもしれない。